こんにちは。『人それぞれ』を大切にする行政書士の安藤あつゆきです。
【ある分野】に関して、大多数の方ができることができない(あるいは難しい)ということは、誰にでもあることだと思っています。
では、そのできないことは一生できないのでしょうか。
なぜこんな始まりかというと、9月9日の朝日新聞「声」に掲載された以下の記事を読んだせいかもしれません。
社員食堂で働く29歳の自閉症の息子が、洗濯のためにエプロンを持ち帰る。2本の腰ひもを片リボン結びにしてから洗濯かごに入れてと頼んだのは数年前。洗濯機の中で絡ませないためだ。
引用元:朝日新聞(2020.9.9)
投稿者様は時々お手本を見せながら、片リボン結びの手順を教えてきたそうです。
しかしご子息が、「1人でやると輪を作れず、こぶになってしまっていた」とのこと。
ここで皆さまが投稿者様と同じ立場だった場合、大きく2つの考え方に分かれるのではないかと思います。
「できない人はできないんだ」とあきらめる方。
「いや、いつかはできる」と信じる方。
考え方は『人それぞれ』なので、正解はありません。
ただ投稿者様の身に起こった事実は、「先日、かごからエプロンを取り出すと、あっ、できてる!」。
このとき10年以上前に聞いた、障害のある子の親の勉強会での講師の言葉が、胸に落ちたそうです。
「100回やってできなくても、101回目にできるかもしれないから、あきらめないで」。
引用元:朝日新聞(2020.9.9)
本日ご紹介した朝日新聞の記事は、「自閉症の方」が【片リボン結び】に関して不得意だった、というお話しです。
しかし「○○症」と診断されていない一般の方であっても、【ある分野】に関しては不得意だということは、別に珍しいことではありません。
以前のブログでも(こっそりと)述べておりますが、『私たちはみな「障害のある」人』という考えを私は持っています。
その時のブログを一部、下記に記載いたします(“ひとりごと”と前置きして述べたものです)。
※ここからは私のひとりごとです(読み飛ばして頂いて構いません)。
上述した記事内に「障害のある」という言葉がでてきましたが、では「障害のない」人はいるのか、というお話しです。
人はそれぞれです。いろんな方がいらっしゃいます。
例えば、
仕事が早い人・遅い人
計算が得意な人・不得意な人
足の速い人・遅い人
コミュニケーションが得意な人・不得意な人
ミスの多い人・少ない人
空気が読める人・読めない人
文面をスムーズに把握できる人・できない人
逆に図形や図表を把握するのが得意な人・不得意な人
...あげればキリがありません。
こうしたいろんな方がいる中で、「こだわりが強く、空気を読むのが苦手な人」がいたとします。
社会で上手に働くことができないため、(申請をして)障害者手帳が発行され、日々の生活を過ごされている方。
しかし「こだわりが強く、空気を読むのが苦手な人」というのは、世の中にたくさんいらっしゃいます。
そうした方が全員、障害者手帳を持っているわけでもありません。
ある一点の「程度」を超えたとき、そこで障害者手帳が発行される。
であれば、程度の差こそあれ、私たちはみな「障害のある」人と言えるかもしれません。
不得意の程度が小さいから、障害者手帳を持っていないだけであって。
ひとりごとはここまで。
引用元:「障害者手帳を持っている方、持っていない方、すべての方にオーダーメイド致します。」(2019年9月21日)
「みんなできるのに何故あなたはできないの?」――こうした言葉がこの世から無くなればいいですね。
朝日新聞の記事には「101回目にできるかもしれない」という言葉が紹介されていましたが、実際はもっと回数がかかる場合もあるでしょう。
(投稿者様も「息子は100回どころではない」と仰っております。)
そこで最後に『本日は紹介しちゃおう!』のコーナーで、ある歌詞をご紹介し終わりにしたいと思います。
本日の言葉はこちらです!
10000回だめで へとへとになっても
10001回目は 何か 変わるかもしれない引用元:何度でも(DREAMS COME TRUE)
作詞:吉田 美和
本日の記事は以上となります。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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