こんにちは。『人それぞれ』であることを大切にする、行政書士の安藤です。

 

新型コロナの影響による休校は、ストレスがかかった方を多く生み出したことでしょう。

子どもの立場で言えば、「友達に会えない」。また、「子どものために仕事を休まざるをえなかった」という保護者の方もいらっしゃったと思います。

こうした立場の方は、学校が再開されることを歓迎していることでしょう。

 

一方で学校の再開をプレッシャーに感じる方も、実はいらっしゃるのです。

6月14日の朝日新聞に、高校生の子どもが学校内で事故に遭ってしまい、半年以上の療養の後、登校が難しくなったという記事が掲載されていました。

なぜこの高校生は、学校再開がプレッシャーになるのでしょう。

コロナによる休校は、登校のプレッシャーを感じず療養でき、少しだけ回復傾向が見えました。

引用元:朝日新聞(2020.6.14)

自分が登校できない状況であっても、他の生徒も登校していなければ、それは『みんなと同じ』になります。

『みんなと同じ』であれば、登校できないこともプレッシャーに感じないのでしょう。

しかし、「再開されるとなると、また登校できるかできないかがプレッシャーに」なってしまうのです。

ただ『人それぞれ』であることを大切にする私としては、全員が全員『みんなと同じ』である必要はないと考えます。

上記記事内で不登校新聞編集長の石井さんも、「「ふつう」以外の道を生きてきたロールモデルを知ることが必要」と仰っており、下記のように具体的な書物をおすすめしております。

たとえば、娘が中学でも高校でも不登校を経験した漫画家の青木光恵さんが、家族で奮闘した日々を描いたコミックエッセー『中学なんていらない。不登校の娘が高校に合格するまで』『不登校の17歳。出席日数ギリギリ日記』がおすすめです。揺れ動く親の気持ちや娘の本音に気づいていく過程が、とても率直に描かれています。

引用元:朝日新聞(2020.6.14)

 

また上記書物に限らず、いろんな事例を知ることはとても大切です。

なぜなら「あ、こういう生き方もあるんだ」と思えれば、「自分の生き方もこれで良いんだ」と自信がつくからです。

人と違うためにつらく感じている方(またはそのご家族)は、『情報』を仕入れることでそのつらさを無くすことが可能となるのです。

 

しかし中には、日々生きていくことに精一杯で、そうした『情報』を仕入れる余裕がない方もいらっしゃることでしょう。

そんなことを考えていたところ、6月16日の朝日新聞に、不登校の子の親のためのおしゃべり会が開催されるという記事を発見しました。

※このおしゃべり会は「Zoom」によるオンラインで開催されるため、全国から参加可能です。もし「Zoomでの参加方法って?」という方がいらっしゃいましたら、当ブログでもZoomミーティングに参加する方法を掲載しておりますので、ご一読いただければ幸いです。

★【初心者向け】Zoomミーティングに参加する方法(スマートフォン・タブレット編 ※招待URLからの参加)

★【初心者向け】Zoomミーティングに参加する方法(パソコン編 ※カメラ、スピーカー、マイクのテスト方法の記載もあり)

★【初心者向け】Zoomミーティングに参加する方法(スマートフォン・タブレット編 ※ミーティングIDとパスワードを入力して参加)

 

それでは、おしゃべり会の記事内容を下記に一部引用いたします。

千葉県習志野市でフリースクールを開くNPO法人「ネモちば不登校・ひきこもりネットワーク」は27日、参加無料の「オンライン親のおしゃべり会」を開く。

引用元:朝日新聞(2020.6.16)

しかも、

顔を出さず音声のみ、仮名でも参加できる。

引用元:朝日新聞(2020.6.16)

とのことなので、気軽に参加できそうですね。

また、開催日時と申し込みに関しましては、

(6月)27日午後2時から1時間。サイト(https://peatix.com/event/1509772)で事前申し込みが必要。問い合わせは、同法人(047・411・5159)へ。

引用元:朝日新聞(2020.6.16)

との記載がありました。

 

こうした会に参加することで、人生が穏やかになることもあります。

ご興味のある方は、お問い合わせをしてみてもよいのではないでしょうか。

 

ここまでお読みいただき、『人それぞれ』でいいんだと思い始めた保護者の方もいらっしゃると思いますが、それでも周りの目が気になってしまい、やはり『みんなと同じ』がいいのでは...と考えが後退してしまう方もいることでしょう。

このような場合、著名人の具体例を知ることで考えを前進させることができる場合もあります。

そのため、私の知る事例を何点か以下に記載したいと思います。

 

まずは過去(2019年5月5日)に当ブログでもご紹介した忌野清志郎さんの事例を、再度下記でご紹介させていただきます。

 

「さて、はっきりと障害があるわけではないが、「ウチの子は他の子と比べて...」という思いで悩んでいる保護者の方も、世の中にはいらっしゃるかと思います。

私はどんな方であれ、その個性を活かして生きていくことは、可能だと思っています。

もちろん、“簡単なこと”ではないでしょう。

しかし、「最初から諦めて欲しくはない」という想いを持っていますので、以下に『ある方』の事例をご紹介致します。

その『ある方』は私の世代だと、「知らない人はいないんじゃないか」というようなアーティストです。

そのアーティストの母親が、過去の朝日新聞に投稿したものが以下の内容。

「十八になる私の子供は内向的でハキハキしません。ギターのプロになるのだと申します。どうしたらよいでしょう」。50年前、本紙の人生相談の欄に投稿が載った。相談者はのちのロックシンガーとなる高校生、忌野清志郎さんの母である

引用元:朝日新聞(2019.5.2)

忌野清志郎さんといえば『RCサクセション』というバンドが有名ですよね。

また坂本龍一さんとのコラボ「い・け・な・いルージュマジック」という曲を耳にしたことがある方も、多いのではないでしょうか。

※忌野清志郎さんは、今年(←2019年の記事です)の5月2日で「没後10年」となったそうです。

このような大物アーティストの母親でさえ、我が子の行く末を心配されていらっしゃったのです。

そんなお母さまへ当時、東京都立日野高校で忌野清志郎さんの担任だった小林晴雄さんは、以下のように説得されたそうです。

「何年か好きなことをやらせてみましょう」。息子の将来を案じる母をそう説得した。清志郎さんの代表曲の一つ「ぼくの好きな先生」のモデルになった人だ

引用元:朝日新聞(2019.5.2)


こんなアドバイスができる先生は、なかなかいないのではないでしょうか。

※ちなみに「小林先生も昨春(←2019年の記事です)、86歳で世を去った」そうです。」

引用元:「付け加えれば一人で悩まず、『誰かに相談する』ことで一筋の光明を見出すことが可能になるかもしれません。」(2019年5月5日)

 

2点目は6月14日の朝日新聞で、不登校新聞編集長の石井さんがお話しされた内容です。

宮本亞門さんは、不登校で家にこもっていた時期にたくさんの音楽を聴き、頭の中でさまざまなイメージが映像化されていった時間が、演出家としての原点だとうかがったことがあります。

引用元:朝日新聞(2020.6.14)

 

著名人の中には『みんなと同じ』生き方をしなくても、活躍されている(または活躍された)方が多数いらっしゃいます。

もちろん、このブログをお読みの方(またはそのご家族)全員が、上記著名人と同じように活躍できる保証はありません。

しかし現時点でつらく苦しんでいらっしゃるのであれば、『あなただけの人生』を探してみるために、多少人生を遠回りしてみても良いのではないでしょうか。

 

...なんか本日は長いブログになってしまいましたね。

最後は『本日は紹介しちゃおう!』のコーナーで終わりにしたいと思います。

本日の言葉はこちらです!

長く助走をとった方が より遠くに飛べるって聞いた

そのうちきっと大きな声で 笑える日が来るはず

 

引用元:星になれたら(Mr.Children) 作詞:桜井 和寿

 

 

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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