こんにちは。北海道札幌市の行政書士、安藤です。

同じ教室にいるのに、一人ひとりの進度が違う。松戸結佳先生の国語は、年間を通じて「個々にあわせた学びの授業」を展開する。

引用元:朝日新聞(10/3)

エンカレッジスクールの一つ、東京都立蒲田高校(全日制普通科)の授業内容が、10月3日の朝日新聞で紹介されていました。

「東京都教育委員会は、生徒一人一人の能力や特性、興味・関心、進路希望等に応じて学ぶことができるよう、既設の学校の特色化や多様なタイプの都立学校の開設を進めてきました。」(東京都教育委員会ホームページ→http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/index.html →学校教育→都立高等学校→都立高校のタイプ より。)

エンカレッジスクールは、その「多様なタイプ」の中の一つの学校です。

この授業内容の新聞記事を見て、私は「正直うらやましい!」と感じました。

なにしろ学習の仕方が一人一人異なってよい、つまり自分の得意な勉強方法を選択できるのです。

例えば国語の授業。読解プリントの問題は通常、生徒は静かに黙読しながら問題を解いていくのではないでしょうか。(少なくとも私の高校はそうでした)。

ところが、松戸先生はプリントを音読し始めたのです。

その理由が記事の中で語られています。

学習方法にも制約はつけない。

先生が、読解プリントの長文を音読し始めた。読むのは苦手で聞いた方が理解できる生徒もいる。

「聞きたい人は聞いて。プリントをやりたい人はやり始めて」

引用元:朝日新聞(10/3)

私は頻繁に本を購入するのですが、たまに「何を言ってるんだ??」という難解な本に出合うことがあります。

しかし一見読んだだけでは理解しにくい本も、声に出してゆっくり読み進めていくと「ああ、そういう意味か~」と納得できることが多々あります。

耳からの情報を合わせた方が理解しやすいのであれば、先生の音読を参考にするのは「あり!」だと感じます。

そしてこちらの高校では、「聞く人」「聞かない人」の二択ではなく、新たな学習方法を始める生徒も現れてきます。

2、3人で集まって読解に取り組むグループが何組かできた。「ここ、わかんない」「あー、先代の跡を継ぐってことだと思ったけど、ここにこうある...」。話し合いは先生も大歓迎。生徒も「言葉で説明すると、自分でもよく理解できる。中学までの授業や他の教科より、国語が楽しい」。

引用元:朝日新聞(10/3)

読解プリントの問題を話し合いながら解いてもいい...私が学生の時には考えられなかった風景です。

しかし目的が、静かに問題を解くことではなく、“問題の答え(あるいは解き方)が分かること”なのであれば、その方法は自分に合ったやり方で良いのでしょう。

また、『仲間で話し合いながら解決していく』、こうした方法は社会では一般的です。

なぜなら、大切な人とはコミュニケーションをとっていきながら生活していったり、家族になったりしていきますし、サラリーマンになると会議といった話し合いを行い、仕事を進めていくものだからです。

さらに、

一方、1人で静かに取り組む子も何人かいた。「対人関係が苦手な子もいるし、友達ともめて話す気分になれない日もある。一律に仲間とのアクティブラーニングを強いるには逆効果」

引用元:朝日新聞(10/3)

と松戸先生。

人によっては会社といった団体での仕事が苦手な方もいます。社会ではそうした方が働ける場もたくさんあるのですから、学生生活においても同様に、多様な学び方ができることは自然な気がします。

一人ひとり、自分に合った勉強方法ができるエンカレッジスクール。

(100人いれば100通りという考え方を持つ)私は、こんな学校で学びたかったな~。

 

このエンカレッジスクールは、冒頭の東京都教育委員会が言っているように、多様なタイプの都立学校の一つです。

上記リンク先のホームページでは、エンカレッジスクールの特色として以下のように説明されています。

小・中学校で十分能力を発揮できなかった生徒のやる気を育て、頑張りを励まし、応援する学校として、社会生活を送る上で必要な基礎的・基本的学力を身に付けることを目的として、既設校の中から指定。基礎・基本を徹底するとともに体験学習を重視

引用元:東京都教育委員会ホームページ

しかし一般的な高校の授業内容より、「社会生活を送る上で必要な基礎的・基本的学力を身に付けることを目的」とするエンカレッジスクールの方が、適している生徒はたくさんいそうな気がするのは私だけでしょうか。

※もちろん一般的な高校で授業を学びたい生徒は、それで全然問題ないと思います。人それぞれなのですから。

将来的には、こうした一人ひとりに合った学び方ができる学校が増えて欲しいと、個人的には感じています。

皆さまはどうでしょうか?

 

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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