こんにちは。北海道札幌市の行政書士、安藤です。

私は本をよく読みます。

子供の頃から本を読んでいたせいか、読書は全然苦になりません。

※子供の頃のエピソード:クリスマスプレゼントはゲームなどではなく、“ひたすら本”でした。

しかし最近は忙しく、本を読む時間を確保することが難しくなっております。

「時間がもっとあったら...」

これは私だけの思いではないはず!

そんな『時間の使い方』から「檻の外側の自由と豊かさに気づかせてくれた貴重な経験」をした高校生のお話しを、本日は朝日新聞の「声」欄からご紹介したいと思います。

その高校生は、おそらくどこにでもいるような18歳。

日常の生活の中で、常にスマートフォンを必要とされているのだと思います。

そんなある日、体の一部ともいえるスマートフォンが壊れてしまいます。

その時の高校生の心情が、以下に現れています。

直るまで1週間、地獄の生活の始まり。友達との会話は? 動画を見る楽しみは? 全部ない。

引用元:朝日新聞(2018.12.27)

こんな短い文章から、高校生の絶望感がすごく伝わってきます。

高校生にとってスマートフォンはおそらく、『パソコンの代わり』なんでしょう。

調べ物をしたいとき、また動画を見たいとき。

私は自宅のパソコンをよく使用します。

このパソコンがもし使えないとしたら、私も確かに不自由を感じてしまうと思います。

また、この高校生は家族と買い物に行くとき、「自分のペース」でお店を回っていました。

その結果、「気づくと迷子に」なっていることも。

ただ、これまでは問題ありませんでした。

でも慌てない焦らない。スマホがある。家族に電話するかLINEを送ればいい。

引用元:朝日新聞(2018.12.27)

確かにスマホの登場によって、私たちの行動は自由になったと思います。

スマホ(携帯)がない時代、友人との待ち合わせは『そこそこな一大イベント』でした。

とある駅で待ち合わせするも、人が多く見つけられない。

また駅自体も大きいので、どの辺にいるかも分からない。

そこで待ち合わせの場合、私はある方法を使っていました。

当時私は固定電話を持っておりましたので、ます留守番電話設定にしてから外出をします。

友人が私を発見できない場合、私の固定電話に電話をかけます。

そして友人は、現在いる場所(目印など)を留守番電話に吹き込みます。

私は外出先から留守番電話のメッセージ内容を確認し、その情報をもとに友人を探す旅にでます。

当時、友人との待ち合わせで会えたときに発していたのが「あ、いたー!よかった~」という、今ではあまり使わないであろう言葉。

時代の変化ですね~。

...おっと、話しが横道に。

さてスマホがない以上、LINEをしたり、あるいは動画を見たりすることができません。

そこで、この高校生はどのような時間の使い方をすることにしたか。

それで私は本を読むことにした。約200㌻を読み切り、ふと時計を見ると、1時間しかたっていない。動画を見だすと2時間など普通なのに。

引用元:朝日新聞(2018.12.27)

また家族と買い物に行く時も、高校生は考えを改めます。

買い物の時は家族のペースに合わせることにした。以前より家族と会話する機会が増えた。だからだろうか、最近のお弁当のおかずが私の好物ばかりなのは。

引用元:朝日新聞(2018.12.27)

最後の理由が当たっているかどうか(個人的には「正解であってほしい!」と願いますが)、「家族と会話する機会が増えた」のは素晴らしいことだと思います。

当事務所の『コミュニケーション推し』、それが実践されているのですから!

コミュニケーションが成立するためには、お互いの“寄り添い”が必要になってくると思います。

これは逆もまた然りで、『コミュニケーションをしていくことにより、お互いの気持ちが通じ合う』ようにもなります。

過去のブログにおいて、私は以下のように述べました。

家族といえども考え方はそれぞれ異なります。単なる『私の家族』という考えよりは、『それぞれ異なる考えを持つ私の家族』という想いを持って接することが大切だと感じます。
『それぞれ異なる考えを持つ私の家族』、だから家族でもコミュニケーションが必要なのです。

私のそばにもいますか?(2018.12.5のブログより)

家族といえども、『自分とは違う他人』。

この考え方には賛否両論あると思いますが、上記の考えが根底にあるがゆえに、私は「コミュニケーション=大切」と発信しています。

またコミュニケーションをとっていく方が、コミュニケーションをとらないよりも、『安心する日常・穏やかな老後』を過ごしていけると信じております。

ぜひ皆さまにおいても、『大切な人』とのコミュニケーションを大事にして頂ければ幸いです。

さて上記朝日新聞の記事の高校生ですが、この高校生は「家族と会話する機会が増えた」ことにより、『安心する日常』を手に入れることができたのでしょうか。

実はこの高校生は、「貴重な経験」を手に入れることができたのです。

※個人的には、「貴重な経験」→『安心する日常』への発展、だと勝手に思ってたりします。(妄想は自由なので)

この記事の冒頭にも一部ご紹介致しましたが、改めてこの高校生の経験をお伝えし、本日は終わりにしたいと思います。

私はスマホという、たった「13.5㌢の檻」の中にいた。時間や家族とのつながりを奪われていたのだ。檻の外側の自由と豊かさに気づかせてくれた貴重な経験だった。

引用元:朝日新聞(2018.12.27)

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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