こんにちは。北海道札幌市の行政書士、安藤です。
日本では昨夏に始まった風疹の流行がやまず、今年の患者数は早くも2千人を超えた。胎児への影響が心配される。
引用元:朝日新聞(2019.9.6)
風疹の流行は昨年だけで終わらなかったようですね。
この風疹、自分の知らないところで誰かにうつしてしまう怖さ。そして、妊娠している女性にうつしてしまった場合、障害のある子として赤ちゃんが生まれてしまう悲しさがあります。
ところで、なぜ風疹の流行は続いているのでしょう。
おそらく風疹の抗体を持たない人が、一定の割合でいるためだと思われます。
以下、札幌市ホームページより。
厚生労働省の事業の一環として、札幌市では風しんの発生とまん延の予防のため、過去に風しんの定期予防接種の機会が無かった男性(昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの方)に対し、無料で風しん抗体検査及び予防接種を実施しております。
引用元:札幌市ホームページ(http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/huusinnotuikatekitaisakunituite.html)
そうなんです。
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性は風疹の抗体を持っていない人が多いのです。
...ん?
昭和37年4月2日から昭和54年4月1日生まれの男性...
あ、私おもいっきり対象者だ。
―ということで、札幌市から無料で検査を受けることができるクーポンが届いていたので、かかっているクリニックへ行ってきました。
その結果が出たのですが...「抗体の数値は十分ありますよ」と言われ、風疹の予防接種は不要とのことでした!
これでいつの間にか、妊娠している女性に風疹をうつしていたということは無くなりましたので、一安心です!
※妊娠中の女性が風疹にかかると、どうなるか?
→NHKハートネットというサイトには以下のように記載されております。
妊娠中(とくに妊娠初期、妊娠20週まで)の女性が風疹にかかると、お腹のなかの赤ちゃんも風疹ウイルスに感染し、難聴や白内障、心臓の疾患、発達の遅れなどの障害のある赤ちゃんがうまれる可能性があります。そうした病気や障害を先天性風疹症候群といいます。
引用元:NHKハートネット(https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/135/)
※女性は風疹の抗体を持っているか?
→女性のほとんどの方は過去に風疹の予防接種を受けているため、風疹に対する抗体を持っていると思いますが、中には予防接種を受けても抗体がつかない方もいらっしゃるそうです。
そこで政府広報オンラインには、以下のように記載されております。
妊娠中は、予防接種を受けることができません。妊娠中の女性への風しんの感染を防ぎ、生まれてくる赤ちゃんを先天性風しん症候群から守るためには、周りの方々も風しんに対する免疫(抗体)を持つ必要があります。
風しんの予防には、ワクチン(予防接種)が有効です。「風しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことのない人」は、かかりつけの医師に相談し、積極的に抗体検査または予防接種を検討しましょう。
引用元:政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201406/3.html)
皆さま一人ひとりの心掛けで未来の赤ちゃんを救うことができます。
たとえご自身の周りに妊娠している女性がいなくても、もしかしたら電車で隣に座っただけの女性にうつしてしまう可能性だってあります。
私のようにクーポンが届いている方は抗体検査を無料で受けることができるので、ぜひ検査を受けてみてくださいね。
また、
抗体検査が陰性であった方(風しんの抗体がなかった方)は、予防接種のクーポン券により、指定の医療機関において、無料で風しん予防接種を1回受けることができます。
引用元:札幌市ホームページ(http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/huusinnotuikatekitaisakunituite.html)
とのことなので、上記対象者で風疹の抗体がなかった方は、予防接種も無料で受けることができるみたいですよ~。
しかし実際には、障害のある子を0人にすることは難しいでしょう。
そこで次回は、障害のある子を持った親が「穏やかに過ごす方法」をご提案させて頂きます。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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