こんにちは。北海道札幌市の行政書士、安藤です。

当事務所のブログ名、「100人いれば100通り!」は『人はそれぞれ』という私の考えにちなんで付けました。

これは45年間の人生で身についた考え方です。

ただこの『人それぞれ』は、言葉では「ほんと、そうだよねー」と仰って下さる方が多いのですが、性的少数者に関する我が国の広まり方をみると、根っ子の部分では『人それぞれ』の考え方ではないんだなぁと感じます。

なのでネットや新聞、雑誌などで『人それぞれ』という記事を見かけるとつい嬉しくなり、周囲に伝えたくなってしまいます!

今回ご紹介するのは、朝日新聞の記事です。

伊藤俊彦さん(75)は長女の暮らす宇治市(京都府)に転居後、アルツハイマー型認知症と診断されました。

一般的に認知症と診断されると、ショックを受けられる方が多いです。

伊藤さんも記事の中で、認知症と診断された時の気持ちを述べています。

(認知症とわかり)積もった雲の上に、後ろ向きで飛び降りるような気持ちでした。下に何が隠されているのかわからないから、怖い。ショックはありました。

引用元:朝日新聞(9/17)

認知症にかぎらず、病気になると人は不安になると思います。

そんな様々な病気がある中でも、特に認知症に関して不安が大きいのは、「忘れていく病気」だからだと思います。(伊藤さんは「おれの人生を預けた」と、へそくりの通帳まで妻の元子さんに預けたとのこと。)

私はひとり身なので“へそくりをしなきゃ”とは思いませんが、やはり一緒に生活をする人がいると必要なんでしょうね~。

ところでこの“へそくり”、気を付けたいのが『相続の時』です。

よく耳にするのが、(逆パターンもあるかと思いますが)夫から給料を受け取り、生活費として使った残りを貯める妻のへそくり、です。

この状況で夫が亡くなると、夫の遺産を相続人が相続することになります。

ここで問題となるのが、『その夫の遺産に妻のへそくりを含めない』パターンです。

税理士さんのブログをみても、妻のへそくりは夫の遺産に含まれ(あるいは夫の財産を妻が相続したとみなして)、相続税の課税対象となると書かれています。

しかし、相続税は全員に課税されるわけではありません。

遺産総額が「3,000万円+600万円×法定相続人の数」以内であれば、相続税は課税されないのです。

「上記計算式はややこしい!」という方は、遺産総額がとりあえず3,600万円以下であれば相続税はかからない、と覚えておきましょう。

「ギリギリだなぁ」あるいは「ウチ、相続人の数がめっちゃ多いんだけど」という方は、税理士さんへのご相談をお勧めします。

※当事務所に終活のご相談へ来られた際、相続税に関してご心配な場合は、税理士さんをご紹介等致しますよ~。

さて記事の話に戻りましょう。

認知症と診断され、ショックを受けた伊藤さん。

しかし伊藤さんはその後、積極的に活動していきます。

《診断の8カ月後、主治医の勧めで認知症の当事者や家族が集う硬式テニス教室に参加した》

引用元:朝日新聞(9/17)

同世代で、しかも同じ病気と向き合う方たちとのふれあいなので、伊藤さんにとって居心地のいい場になっているようです。

更には、

《認知症を公にして、講演や取材の求めに積極的に応えている》

引用元:朝日新聞(9/17)

など、お仕事もされています。(伊藤さん曰く、「何もできない人」という認知症への偏見を少なくするアピールでもあるとのこと。)

私はどんな人でも、「報酬を受け取る仕事は可能」と思っています。

自分の特性を活かした作品・サービス等を提供し報酬を得たいAさん。そうした作品・サービスを対価を支払ってでも手に入れたいBさん。

AさんとBさんが出会えば、そこで小さな経済が生まれます。

こうした経済が日本中のどこででも起こるようになれば、この国はもっと居心地がよくなる(ような気がします)。

そして「経済のことはエライ人に任せる」ばかりではなく、私達が思いついたアイディアを気軽に政治家の方に伝えることができる、そんな世の中は未来に明るい(ような気がします)。

そうすれば経済だけでなく、温暖化、少子高齢化など、いろんな事が解決に向かう(ような気がします)。

あれ、なんか話が横道に...え~と、では最後に!

このブログで最もお伝えしたかった伊藤さんの言葉で終わろうと思います。

認知症は大変な病だと受け止められがちですが、病気だって人それぞれ。意外と楽しくやっている人もいることを知ってほしいです。

引用元:朝日新聞(9/17)

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

当事務所へのご相談は→こちらのホームページからどうぞ♪

※本ブログの内容にご満足された場合、以下の各SNSからシェアして頂けると嬉しいです!