こんにちは。北海道札幌市の行政書士、安藤です。

11月に入り、だんだん冬が近づいてきましたねぇ...

私は寒さが...本当に苦手で...心も沈みがちになってしまいます...

いやいや! 読む方まで重い気分にさせてしまう、こんな始まり方は良くない!

ということで、ガラリと話題を変えていきます。

冬になると各家庭で暖房が使われはじめますね。

そう、火災が起こりやすくなる季節になってくるのです(火災が多いのは、冬から春にかけてだそうです)。

特に高齢者世帯で発生した火災は、ここ10年で2倍以上に増えているとのこと。

※札幌市によると住宅火災のうち、高齢者世帯(65歳以上のみの世帯)で発生した割合は、平成20年中が11%であったのに対して、平成29年中は24%まで上昇、また、住宅火災の死者のうち高齢者の割合は、平成20年中が33%であったのに対して、平成29年中は67%まで上昇しています。(札幌市→http://www.city.sapporo.jp/→防災・防犯・消防→消防・火災予防→火災予防→高齢者から火災を守るために→自動消火装置設置費助成事業から。また、「札幌市 自動消火装置設置費助成事業」のワード検索でもいけると思います。

2018.11.7追記:「自動消火装置設置費助成事業」ページへの直接リンク設定をお願いしたところ、札幌市消防局予防部予防課さんから快く「OK!」を頂きました。→こちらからどうぞ♪

※2019.4.7追記:上記リンク先は年度が替わるたびに新しい内容に更新されていくと思いますので、下記内容にかかわらず、札幌市の「自動消火装置設置費助成事業」ページでご確認ください。

そこで役立つのが「自動消火装置」でしょう。

自動消火装置とは火災の熱を感知して、自動で液体や粉末の消火薬剤を放射する簡易な消火装置です。

複雑な配管施工や電気工事は必要なく、設置場所や消火用途により、様々な装置が販売されています。

そしてこの「自動消火装置」の購入および設置費の一部を助成する「札幌市高齢者世帯自動消火装置設置費助成事業」を、札幌市は開始したのです。(平成30年11月1日から申請の受付を開始しています。)

本日は、この助成事業はどんなものなのかについて、お話していきたいと思います。

・助成対象はだれか?

→市内居住の65歳以上の高齢者のみで構成される世帯が対象。

・助成限度数は?

→1世帯につき2台まで(こんろ、ストーブへの設置を想定)。

・助成額はいくらか?

→自動消火装置の購入・設置に要した費用の9割を助成。ただし、1台あたり28,700円を助成限度額とし、超過分は全額自己負担となる。

・申請の手順

①自動消火装置の購入・設置の助成を申請しようとする者(=申請者)は、まず「登録販売店」に連絡し、自動消火装置の設置に向けた相談や見積書の作成依頼を行う。

注意:お店はどのお店でもよいわけではなく、本事業の販売業者として事前に届出を行った「登録販売店」に連絡する必要があります。

②申請者は登録販売店から申請に必要な書類一式と見積書を受け取り、札幌市に必要書類を提出する(見積書も添付)。

③札幌市による、申請内容の審査後、「助成金交付決定通知書」が申請者へ送られる。

④申請者は、札幌市から送られてきた「助成金交付決定通知書」を登録販売店に提示し、自動消火装置の購入・設置を申し込む(この時、助成金の請求・受領に関する一切の権限を登録販売店に委任)。

注意:自動消火装置の購入・設置を申し込むのは、「助成金交付決定通知書」が札幌市から送られてきた後です。

⑤登録販売店が、申請者宅への設置工事を行う。

⑥申請者は、助成金を除いた自己負担金を登録販売店に支払う。

以上のような感じになっております。

本助成事業に関する総合窓口は、

札幌市消防局予防部予防課

・住所:〒064-8586 札幌市中央区南4条西10丁目 札幌市消防局庁舎3階

・電話番号:011-215-2040

・FAX番号:011-281-8119

となっております。

また、自動消火装置に関する相談窓口は、「直接、登録販売店へご連絡をお願いします」とのことです(札幌市ホームページより→上記リンク先に登録販売店の一覧がPDF形式で載っております)。

「ストーブの消し忘れ」、あるいは「料理中にあやうくボヤ騒ぎ」の経験がある高齢者の方は、一度検討してみてもいいかもしれませんね。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

当事務所へのご相談は→こちらのホームページからどうぞ♪

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