こんにちは。北海道札幌市の行政書士、安藤です。

当事務所では、『オーダーメイド終活』を行っております。

オーダーメイド終活を行う理由、それは終活の行い方は『人それぞれ』であり、またそれ以前に、『人の価値観や考え方はそれぞれ』であると考えているからです。

以前のブログにおいても、「『人それぞれ』という記事を見かけるとつい嬉しくなり、周囲に伝えたくなってしまいます!」という記事を書いたことがありました。(そのブログは→こちらです♪

それゆえ、2019年1月31日の朝日新聞に掲載されていた以下の記事を私がご紹介したいと思うのも、当ブログの読者さまは納得されることでしょう。

当該記事では、「小説を電子出版した小学4年生 倉本莉亜さん(10)」が紹介されていました。

倉本さんの“思い”に関し、朝日新聞より。

「普通って何だろう? 他人と違うことってすてきなことじゃない?」。そんな思いを、作品につめ込んだ。

引用元:朝日新聞(2019.1.31)

いかがでしょう。

倉本さんはこの年齢にして「他人と違うこと」は「すてきなこと」という境地に達しているのです。

これは倉本さんの生き方も、関係しているようです。

自身には、幼い頃から父はいない。母の活動を通じて知り合った、個性豊かな大人たちの存在や会話が、執筆のヒントになった。

引用元:朝日新聞(2019.1.31)

人の価値観や考え方は、もちろん生まれ持ったものもありますが、人が生きていく中で形成されるものもあります。

私の『人それぞれ』という考え方も、大半はこれまでの人生経験で培ったものだと考えております。

従って、いくら私が『人はそれぞれ』という主張をしても、(特に私と全く異なる人生経験をされた方は)それに同意出来ない方もいらっしゃることでしょう。

※ただ個人的には、この先の未来は『人それぞれ』という想いを持っていないと、生きにくい世の中になるような気がします。

そんな倉本さんが執筆した作品の主人公は、「注意欠陥・多動性障害(ADHD)と診断された小学生」です。

私は作品を読んでいないため、残念ながら、この場で感想をお伝えすることは出来ません。

しかし、

国語の授業で先生が「登場人物の気持ちで正しいものは」と聞くと、「読む人の視点で違う」と答える。

引用元:朝日新聞(2019.1.31)

そんな倉本さんの作品に対し、ただただ興味を惹かれてしまいます。

さて、はっきりと障害があるわけではないが、「ウチの子は他の子と比べて...」という思いで悩んでいる保護者の方も、世の中にはいらっしゃるかと思います。

私はどんな方であれ、その個性を活かして生きていくことは、可能だと思っています。

もちろん、“簡単なこと”ではないでしょう。

しかし、「最初から諦めて欲しくはない」という想いを持っていますので、以下に『ある方』の事例をご紹介致します。

その『ある方』は私の世代だと、「知らない人はいないんじゃないか」というようなアーティストです。

そのアーティストの母親が、過去の朝日新聞に投稿したものが以下の内容。

「十八になる私の子供は内向的でハキハキしません。ギターのプロになるのだと申します。どうしたらよいでしょう」。50年前、本紙の人生相談の欄に投稿が載った。相談者はのちのロックシンガーとなる高校生、忌野清志郎さんの母である

引用元:朝日新聞(2019.5.2)

忌野清志郎さんといえば『RCサクセション』というバンドが有名ですよね。

また坂本龍一さんとのコラボ「い・け・な・いルージュマジック」という曲を耳にしたことがある方も、多いのではないでしょうか。

※忌野清志郎さんは、今年の5月2日で「没後10年」となったそうです。

このような大物アーティストの母親でさえ、我が子の行く末を心配されていらっしゃったのです。

そんなお母さまへ当時、東京都立日野高校で忌野清志郎さんの担任だった小林晴雄さんは、以下のように説得されたそうです。

「何年か好きなことをやらせてみましょう」。息子の将来を案じる母をそう説得した。清志郎さんの代表曲の一つ「ぼくの好きな先生」のモデルになった人だ

引用元:朝日新聞(2019.5.2)

こんなアドバイスができる先生は、なかなかいないのではないでしょうか。

※ちなみに「小林先生も昨春、86歳で世を去った」そうです。

以前「教育に携わる皆さま方、何卒よろしくお願い致します。」というブログにおいて、私は以下のようにお伝えしました。

これからの未来を担う子ども達。

子どもの成長に大きな影響力を与えるのは、やはり我々大人だと思います。

上記朝日新聞の記事においても、

「かぎを握るのは大人側の引き出す力だ。」
引用元:朝日新聞(2019.1.7)

という文章で、最後を締めくくっております。

小林先生はおそらく、“忌野清志郎さんを引き出した大人”だったのでしょう。

倉本莉亜さんと忌野清志郎さんの例からも分かるように、周囲の大人次第でいくらでも『子供は化ける』ことが可能です。

そして大事なことは、『我が子の特性は何なのか』、そこから考えることで道はひらけるかもしれませんよ。

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

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